AIの発達が報じられる度に話題になるのがプログラマーの将来性についてです。法整備等の柵がない分、自動運転よりも現実味を帯びた話であるため、職を奪われることを危惧するプログラマーが先行きに不安を抱いているのでしょう。
しかし、現状は不安視されている状況とは真逆であると言えます。ご存じの通り、2020年からは小学校でプログラミング教育が必修化されます。塾や予備校と同様に、プログラミング教室の存在も目立つようになりました。現場では指導者不足も懸念されているため、第一線を退いたプログラマーが講師職に落ちつく可能性もあるのです。
もちろん、プログラマーとしてキャリアを積み上げて行くことも可能ですし、SEやITコンサルタントに転身する方もいます。需要の増加に伴って、報酬の伸びが著しくなるのもプログラマーという職業の特徴です。習得言語次第でゲームやWebアプリの開発、システム開発等、幅広い分野で活躍できるのも強みと言えます。
一方で、新しい言語やフレームワークに日々追い付いて行く必要もあるため、年齢と共に続けることが難しくなる仕事であることも否定できません。それでは、プログラマーとして長く生き残るための必要スキルとは何なのでしょうか。
かつてプログラマーは寡黙な存在と認識されていましたが、時代と共に変化しました。今やプログラマーは習得言語の幅広さだけでは乗り切れません。常に学ぶ意識と、ノンプログラマーであるクライアントに分かり易い説明ができるコミュニケーション力が求められているのです。知識と人間力の両面からアプローチできるプログラマーを目指して行きましょう。